そもそも「ご供養」とはなんでしょうか

ご供養とはなんでしょうか?

こう問われてスイスイと答えられる方は少ないのではないでしょうか。

多くの方が、昔から行われているご供養のあり方をなぞっているだけで、そもそもなんなのか?を考える機会がございません。

その結果、なんとなく「ご供養」イコール形式的な古い慣習と感じてしまい、ロッカー式の納骨堂や、お骨を送るだけで後はお任せの、曰く「負担の少ない」ご供養を行う方が増えているようです。

ご供養をただただ面倒な物、と思ってしまうと、いかに楽に済ませるかという発想になります。

しかしこれは、ご先祖様はもちろんあなたにとっても、そしてご子孫にとっても良くないことです。

日本に伝わった仏教の「ご供養」を正しく知って、執り行うことで、あなたにもご子孫にも、良い影響があるのです。

お釈迦様の言葉を考えると、お墓もご供養も不要ではないか?

ご供養やお墓の話になると、輪廻転生との矛盾が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

みなさんがお参りなさっている「お墓」を通じた供養というのは、仏教本来の教えでは考えられないことです。

なぜなら、人間は「輪廻転生」するものであり新しい命に生まれ変わる、そして死んだ人間は自然に還せばよい、というのが本来のお釈迦様の教えだからです。

お墓にご先祖様の骨を入れて、そこにお参りに行くことが「ご供養」である、という日本で一般的な考え方とは相容れませんよね。

そう思うと、亡くなった方のことを思い出し、お墓にご供養をする事に意味は無く、お墓を建てて、手を合わせることは、間違っているように思えてしまいます。

もちろん、そんなことはありません。

どういうことでしょうか。

私たちが知るべき「仏教」とはそもそも何か

まず知って頂きたいのは、今、日本で「仏教」と言われて広まっている物は、もともとの仏教とは異なるということです。

もともと仏教はガンジス川のほとり、今のインドで生まれた物。

それが交易の流れとともに、ユーラシア大陸を西に西に移動して、中国を経由して、日本に入ってきました。

そして中国を経由する中で、中国の伝統的な「儒教」の教えを吸収していきました。

つまりは、日本人にとっての仏教というのは「仏教+儒教」の教えです。

その教えが飛鳥時代に日本に伝わり、1500年ちかく続いて今があります。

儒教は、宗教と言うよりは生き方や道徳に近い物であり、よりよい生活を送るための知恵ともいわれています。

これがベースになり、そこに仏教の考え方が入った物が、日本の歴史ある「仏教」なのです。

1500年近く続いて日本に根付いているということは、私たち日本人にあっていると考えてよいのではないでしょうか。

日本で連綿と続いている考え方が、ご供養のそもそもの姿

私たちが、きちんと知るべきはこのような独自の「儒教+仏教」における「ご供養」です。

私たちは連綿と、そのような「正しいご供養」を歴史的に続けて参りました。

それは、実際に意味があったからです。儒教は、キリスト教などと違い、生活の知恵でもあります。

いかに快適に生きるか、という知恵でもあります。

供養とは「親孝行の延長」

では、ご供養とは何でしょうか。それは一言で言えば「親孝行」です。

儒教の大きな2つの考え方が「先祖崇拝」と「親孝行」です。日本でも根付いていますよね。

「先祖の魂は空を飛び、ある期間に子孫の元に返ってくる」というのも儒教の教え。まさにお盆ですね。

ご先祖様を大事にし、親孝行をすることで、徳が積まれ、あなたも、そしてあなたのご子孫にも幸福に繋がる良い影響があるのです。

ではなぜ、ご子孫にも良い影響があるかというと

「先祖と子孫は、代々DNAのようなもの“基因”で繋がっており、先祖の基因が良い場所に安置され、常に思い出して大事にしてもらえて入れば、子孫にも良い影響がある」

という教えが、儒教にはあるからです。

最高のご供養とは「常に思い出してあげること」

従いまして、最高のご供養とは「常に思い出してあげること」です。

ご先祖が最もつらいのは「忘れられること」です。ひっそりといてもいなくても遠い存在になっていくことほど、辛いことはありません。

ご先祖様に感謝し、常に忘れないでいること。

顔も分からないようなご先祖様でも、その方々がおられるからこそ、みなさまがあるのです。常にご先祖様への感謝の気持ちを持って頂くこと、それがご供養です。

最近は、姥捨て山のごとく、ご遺骨などを業者にお任せして、肩の荷を降ろそうと言った考えかたが増えており、悲しいことだと感じております。

1年に数回義務的な気持ちで行くのは無く、もっと気軽に節目節目に思い出して、心の中に話しかけ、お墓や納骨堂に参ること。

決してイベントのような重い物にするのではなく、日常生活の中に楽に入れられる軽い物にしてあげる。

例えば、お骨を納める場所を、行きやすい場所にしたり、遺骨の一部をペンダントなどにして持ち歩くなどは、とてもよいことです。

本来の「ご供養」をきちんと行っていきませんか

そもそもの「ご供養」とは、御盆の時にお墓参りを儀礼的に行う事でも、高いお金を払って大きな墓を作る事でも、高い戒名を買うことでもありません

日常の中で思い出してあげて、気軽にお参りに行くこと。それが最高のご供養です。

建宗寺でも、できるだけお気軽に立ち寄って頂けるように、入り口近くに納骨堂を作っています。なぜなら、いちいち住職に声をかけるというのも面倒ですし、気兼ねされるでしょうから、さっと門から入ってすぐお骨の場所に行けるようにしたかったからです。

形式的な物になり忘れられつつある、日本人が守ってきた「ご供養」を、また今の時代きちんと取り戻し、後世に伝えていくことを、私たちは行っています。

そのような「そもそものご供養」を行うという生き方・ご葬儀やご納骨に、ご興味がありましたら、お気軽にお声がけ下さい。お待ちしております。

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